In commemoration of the completion of the Heisei renovations to the Phoenix Hall of Byoboin |
Celestial Dance: The Art of Hiten |
平等院鳳凰堂の国宝、特別公開! ― 天上の舞 飛天の美 |
国宝《阿弥陀如来坐像光背飛天》を間近で、そして寺外で見られる最初で最後の機会! |
空を飛び、舞い踊る天人は「飛天」と呼ばれ、その優美な姿は、インドから西域、中央アジア、中国、そして日本と、仏教伝来とともに浄土世界の表現として、寺院の壁や柱などに表されてきました。
それから二千年以上経た現代においても、飛天は幻想的かつ美しいイメージをもって捉えられています。 このことは、各地域、時代を超えて、いかに人々がその姿に魅了されたか物語るもので、人類の飛ぶことに対する憧れ、さらには天上世界への願いの強さを読み取ることもできるでしょう。 |
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「天上の舞 飛天の美」 サントリー美術館展示室 |
国宝 《雲中供養菩薩像》 にふれる ― ほとけの結縁 ―
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国宝《雲中供養菩薩像》 の模刻像の1軀に実際に触れ、平安時代の造形を肌で感じていただきます。 |
「展示構成」 ―本展覧会 「News Release」 「天上の舞 飛天の美:図録」より抜粋して掲載しています― |
本展では、日本の古来から中世を中心とした様々な飛天の姿を、浄土図や荘厳具類などに見られる浄土の表現も交えながら、彫刻・絵画・工芸にわたって広く展観します。
飛天誕生の地であるインドや中央アジア、中国、朝鮮の作例もあわせ、各地域・時代における造形の違いや交流などもご覧いただきます。 |
「展示構成」 |
第Ⅰ章. 飛天の源流と伝播 ―インドから日本― |
第Ⅱ章. 天上の光景 ―浄土図から荘厳具― |
第Ⅲ章. 飛天の展開 ―来迎聖衆― |
第Ⅳ章. 平等院鳳凰堂 ―飛天舞う極楽浄土世界― |
宗教法人 平等院 鳳凰堂 |
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平等院鳳凰堂の歴史 |
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宇治の地は大和から北方に通ずる交通の要衝として古くから重視されたところで、平安京の時代になると、琵琶湖の水を集めて流れる宇治川が山峡を出て、西方に開けた平地に注ぐ位置する宇治一帯は、夏は涼しく、冬は暖かい点では、京内にくらべて格段の差があり、その山と水の景勝に恵まれていたため、貴族階級の別荘地となった。 |
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平等院の地に初めて貴族の別荘を開いたのは、嵯峨天皇の皇子で臣籍に降った左大臣源 融 (『源氏物語』 の主人公で寝殿造・邸宅「六条院」の主、 光源氏のモデルといわれる。) である。 別業(貴族の別荘)は融の没後宇多天皇が所有して宇治院と呼ばれていた。 さらに六条左大臣源重信(宇多天皇の孫) が継ぐが、重信没後四年目の長保元年(999)藤原道長が譲り受ける。そして頼道へと伝えられた。 頼道が平等院として、阿弥陀堂と共に園池を整えた時の美しさは想像に余りある。 |
お問合せTel:03-3479-8600 |
参考資料:NEWS RELEASE No.11857、「サントリー美術館ニュースvol.247」、「天上の舞 飛天の美」図録他。 |
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